まず初めに。
今年もまた、この瞬間を迎えることができました。

——【高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント】茨城県大会 優勝。
——3年連続・12回目の全国大会出場。

この誇らしい結果は、決して「当たり前」に得られるものではありません。

ここまでの道のりには、選手たちの並々ならぬ努力がありました。
暑さ寒さに負けず、毎週グラウンドに立ち、練習を重ね、悩みや壁にも立ち向かいながら「全国の舞台」を夢見てきた子どもたち。

その背中を支えてくださったのは、保護者の皆さまです。
日々の送迎や準備、忙しい仕事や家庭との両立をしながら、子どもたちが全力で野球に打ち込める環境を作ってくださっています。

心から感謝申し上げます。

また、OBやそのご家族、地域の皆さま、スポンサーの方々、ジュニアチームのみんな、コーチ陣、チーム関係者——
その一人ひとりの応援が、子どもたちを「ここ」まで押し上げてくれました。

皆さまの温かいご支援がなければ、今回の結果はなかったと断言できます。
本当にありがとうございます。

ふり返れば、【vol.126】のブログで私は問いかけました。

「勝つに相応しいチーム」になれるか?

今回の県大会で、選手たちはその答えをしっかりとプレーで示してくれました。

一戦一戦、試合に臨む姿勢。
声を出し、仲間を励まし、ミスがあっても下を向かず、切り替えていく姿。

グラウンドに立つその一挙手一投足から「本気で勝ちたい」という想いがひしひしと伝わってきました。
子どもたちの成長、そしてそのひたむきな意志に、心から拍手を送りたいと思います。

今回のテーマを「真のスタートライン」としたのには理由があります。

それは、ここ2年の全国大会での悔しさがあるからです。

・第44回大会 10-1 初戦敗退
・第43回大会 19-2 初戦敗退

全国の舞台の厳しさ、甘くはない現実。
選手も指導者も、その悔しさを胸に深く刻んでいます。

今年こそ、その借りを返したい。
全国の借りは全国でしか返せない。

3度目の正直。
今度こそ「真のスタートライン」に立ち、全国の舞台にふさわしい姿で臨みたい。

全国大会は「出場するだけ」で満足する場所ではありません。
「勝つために行く場所」です。

だからといって、簡単に「全国制覇だ!」とは言いません。

まずは自分たちの現在地を正しく見つめ、謙虚に、正しい努力を積み重ねていく。
「初戦突破が目標」などとも言いません。
やるからには頂点を目指す。それが当然の姿勢だと思います。

全国大会まで、あと約1か月半。

これからはより厳しい練習が待っています。
選手たちも、保護者の皆さまも、忙しい日々になることでしょう。

でも、これは「勝ったチームにしか味わえない、幸せな時間」です。

その喜びと誇りを胸に、チーム全員で一歩ずつ歩んでいきましょう。

選手たちへ。

君たちは今、茨城県代表です。

その自覚と責任を胸に、野球への姿勢、仲間への思いやり、そして生活面でも堂々と胸を張れる行動を。

そして、「勝つに相応しいチーム」として全国の舞台に立とう。

今回は大会の様子や選手たちの表情をたくさん写真に収めてもらいました📸
子どもたちの努力と成長が伝わるはずです。ぜひご覧ください。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
引き続き、皆さまの温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。